まいにちの詩 10月7日
まいにちの詩
わたしは わたしの表現の力がすきで
わたしは その力が いつか狼によって喰われるのではないか
すごく心配 すごく すごく
変にお人好しですから きっと 嫌われる自信がないのかしら
だから 騙されてしまうのではないかと
優しいお姉さんも 「気をつけてね」 と心配してくれました
嬉しいな 嬉しかった すごく
だから わたしは もっと 気をつけます
たいせつな たいせつな わたしの表現の力
誰かに 奪われてしまわないように
2018/10/07
まいにちの詩 10月6日
まいにちの詩
愛を語れば 笑うものがいて
夢を語れば 貶すものもいて
それでも 愛や 夢で 地球はまわっていて
きっと あなたの心に眠ってるのは 愛や夢
そっと 寄り添っているはずで
きっと わたしに足りないものは 愛や夢
もっと 奥に縮こまってるはずで
起きなさいと 叫んでは すこし 心が痛くなり
それでも 求めているのは変わらずにいる
2018/10/06
まいにちの詩 10月5日
まいにちの詩
いつもと反対側の 駅の出口
想像してたのと 違う空間が待っててくれた
ちょっと いつもと違うこと
ちょっと 感動をくれただけ
いつもと ちょっと 違う何かが欲しければ
いつもと ちょっと 違う何かをすればいい
2018/10/05
まいにちの詩 10月4日
まいにちの詩
可哀想だと言わないで
あなたが思っているほど 弱い女じゃありません
ですが忘れないでください
あなたが思っているほど 強い女でもないのです
2018/10/04
まいにちの詩 10月3日
まいにちの詩
海のなか
わたしの知らない深い深い場所
きっと 誰も知るはずもない
おかしなものだと笑われる
かわいらしいと褒められる
おそろしいと恐れられる
そう思われると思って
人間には顔をださないのならば
おもしろい話
わたしの知らない深い深い場所
きっと これからも知るはずはない
2018/10/03
まいにちの詩 10月2日
まいにちの詩
穏やかな昼に
薄くて白いカーテンの奥
窓を少しだけ開けてると 風がささやいた
フワッとうごく姿になんだか嬉しくなって
ベットに横たわり 見えない空を想像した
2018/10/02
まいにちの詩 10月1日
10月に入り、早いところ2018年も残り2ヶ月になりました。
1日。ということで私も何か新しい挑戦をしていきたいと考え
" 毎日の詩 " に取り組もうと、ふと思いつきました
まいにちの終わりに気持ちを思いを露わにすることは
ちょっぴり恥ずかしくなりますが
まいにちの詩
月にこんばんは
街灯の照らす木は なんだか頑張っていて
暗闇のなかの遊具は なんだか寂しそうで
住宅街の光りは ポツリポツリと消えていく
川を眺めてたたずむベンチには 置いてけぼりの新聞紙
きっと誰かがいたはず
今は わたしが座っていて
次に 誰かが座るはず
帰る頃には 足元の枯葉は どこかに消えて
寒くなるよ と知らせてくれた
2018/10/01