人魚に会える日
名作でも、傑作でもない、異作だ!
この言葉を聞いた時に思わずニヤケてしまった私でした。
簡単に感情を言葉にできない映画。その通り異作だと感じたからだった
基地移設で揺れる架空の町を舞台にして、若者たちが抱えている葛藤に向き合う
沖縄の人、沖縄に住んでいる人は誰もが一度は考えたことはあるだろう問題だ
この映画の監督・仲村颯悟さんがはじめて沖縄を離れた東京で6月23日の慰霊の日を過ごした時に撮ろうと決めたそうです
私は6月23日の慰霊の日に沖縄市にあるシアタードーナツでこの作品を見ました
( 素敵なメッセージをカウンター上に発見 )
冷たいカフェラテにチョコがかかったドーナツをお供に
どんな思いが込められているんだろうか
そんなことを考えていると部屋はだんだんと暗くなり映画が始まりました
映画を観終わった私は言葉を失ったと同時に悔しいという感情が出てしまった
全く考えたことのない視点から考えさられる沖縄だったのだ
悔しいという言葉はちょっと違うかもしれない
だけど、言葉では伝えれない蟠りが少なからず心に残る
映画のあとに、仲村颯悟さんのトークショーがはじまりました
イキイキとして目が輝いているのがとても印象的でした
映画作成での裏側などを話してくれたり
どんな意味合いが込められているのかなど話してた
感想や捉え方は人それぞれだ
この作品を何度も見るたびに
きっと頭に残る考え、心に残る思いはだんだんと変わっていくのだろうと実感しました
沖縄の人はもちろん、沖縄に住んでる県外出身の人
沖縄を離れ暮らしている人、県外の人や海外の人などたくさんの人の目に触れてほしい作品です。
沖縄の空はだれのもの?沖縄の海はだれのもの?沖縄はだれのもの?